生理痛がある人もいればない人もいるのはなぜ?生理痛の仕組み

生理痛がある人は毎月やってくる生理が憂鬱です。体がとてもだるくなったりお腹が痛くなったり、1日目2日目は動けないという人もいます。またその逆で生理とは思えないというほど全く生理痛のない人もいます。同じ女性でもこれだけ違いがある生理痛はどうして起こるのか?

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生理痛がある?ない?母親からの遺伝と言われるが本当か?

      2018/02/27

女性の皆さんは、生理痛を経験されたことはありますか?

まったく感じない人、痛みはあるものの通常生活には問題ない程度の人、薬を飲まないと日常生活に支障が出るほど重い人、その程度は本当に様々だと思いますし、毎月の生理によっても違うという場合もあると思います。

この違いは何なのか?母親から遺伝って本当にあるのか?

生理痛の原因

生理痛と言っても1つではありません。簡単に分けると生理の前半と後半で違いがあります。

前半の生理痛

痛みを起こす原因として大きく影響しているのは「プロスタグランジン」という物質です。

これは子宮の収縮を促し、経血を体外に排出させようとする役割を果たし、生理直前から生理前半の間に急激に増加します。生理を起こすためには必要なものですが、プロスタグランジンが出すぎてしまう場合は、それに伴って痛みも強くなってしまいます。プロスタグランジンは陣痛の痛みとも関係しており、生理が重い人は陣痛も強いと言われています。

あとは、子宮の出口が狭く、経血が出にくい状態のために痛みが出ることもあります。出産前はひどい痛みに悩まされていた方が、出産で子宮口が開いたことによって、産後痛みが軽くなることもあります。

後半の生理痛

生理後半は、血液の流れが滞ることで、骨盤を中心に血液の流れが悪くなり、それによって下腹部の痛みや重だるい感じが起こるケースもあります。

冷え性の女性の方は多いと思いますが、冷え性だと特に血行が悪くなりやすいですし、ストレスがたまっていたりしてもホルモンバランスが崩れてしまって、同じく血行が悪くなってしまうことがあります。こういったことが原因の場合は、入浴をして下腹部を温めたり、軽いストレッチで筋肉をほぐしてあげることで改善される場合があります。腹巻や冷えとりソックスなどで、普段の生活から体を温めておくのも効果があります。

また最近、紙ナプキンから出る化学物質が影響して経血量が増え、生理痛を引き起こしているという考えも出てきています。その場合は、布ナプキンに変えることで余分な経血が減り、痛みも改善される可能性もあります。

母親の遺伝の可能性は高い

生理痛や妊娠時のつわり、出産時の陣痛などは、母親や姉妹に似ているという説があります。プロスタグランジンの分泌量や子宮の形状などが、遺伝によって類似しているという可能性はあると思われます。

しかし、みんながみんな似ているわけではもちろんありません。ただ子宮内膜症や筋腫などの疾患には遺伝性があることが認められていますので、そういった疾患が原因の生理痛ならば遺伝といえるでしょう。

遺伝であってもなくても、生理痛というのは重い人には本当につらく、憂鬱なものです。1日目、2日目などは起き上がるのもつらくなる人もいます。

毎月1回、30~40年近く付き合っていかなければならないものです。少しでも楽になるように、ストレスをためず体を温めるといった生活習慣改善から、始めてみてはいかがでしょうか。